mogト 【yurayura to】 スペースお借りします。 たしか初投稿かと思います… 気まま更新ながら気ままなお付きあいをできれば幸いです。 3/10^18:16[編集] サPC Mozilla 60.36.11.177 [レスをする] [最新順][古い順] mog [2014.3.11] 見上げれば穏やかな空 足もとを濡らす細波 落ちていくオレンジに 涙の色が絡み付く 目に見えなくても眩しい景色 耳に届かなくても賑やかな音 セピアに飾られた僕らの暮らしは 傍らで鮮やかに息をしている 肌寒い風、3月の空 遠くで春雷を待つ涙ぐんだ雲 ならんだ写真の中にあの人を見つける あの日の問いかけは未だ返らず あの時の答えは未だ届かず 時は止まったまま動き続ける 嫌でも僕らの前に朝日は昇り 無理やりに背中を押されて僕は進む 今を歩ける慶びと 今を共に歩けない哀しみに 居すくまる僕を前へと追いやっていく 見上げれば穏やかな空 足もとを濡らす細波 落ちていく視線の向こうに 瓦礫の山が立ちふさがる 僕は前に進む 僕らは歩いてゆく 残された僕らは残されたままじゃいられない 時は不意にうねりを見せて 僕らの内側を波立たせる それを頼りに 僕らは 歩いてゆくんだ ただ、 今だけは、 この鐘の音が鳴り止むまでは、 時が足音を止めた 今だけは、 見上げて あの風景を あの音を 思い出を抱えた あの頃と変わらない空を・・・ 波間に触れて 一際輝くオレンジに ぎこちない街の移ろいが 呑みこまれていく 3/14^23:34[編集] EZ beskey 111.86.142.165 mogト [Sweet way home] シュガーみたいにきらめく夜の小道が パリパリと香ばしい音でリズムを刻む 街はふんわり雪化粧 帰り道 足取りをせかせか急がせるのは 君のために焼いたケーキが もうすぐでき上がるよって カラカラ凩が教えてくれたから 道沿いで並木を照らす窓の灯りは どれもマシュマロのような優しさで きっと僕の家の玄関からは もっともっと甘い ハグとキスと それから「おかえりなさい」が 待っているんだ 僕が抱えるキャンドルと 一緒に帰れば… ほら、見えてきた シンとした街の空気に 胸のドキドキが木霊する ツンと赤く染まった鼻が ふわり白く散らばる息が パリパリと駆ける足音が 僕の「Happy Birthday」にワクワクしてる 1/21^04:15[編集] サPC Mozilla 60.36.11.177 mogト 疲れ知らずな体躯を走らせ 道なき道を 覚えたての「正義」を掲げ 主人公をひたすら演じた 乾いた陽射しが心地よい 自らの幸せを噛みしめた 幼き日 目の前のものすべてを輝かせていたのは 誰のおかげ? 疲れのたまりきった器の身体 重く腰を降ろしては 言い飽きた「現実」を白旗に 裏方の自分を鏡に映す 「正義」を識った頭でっかちは グルグルと廻る折り合いと妥協に 自らのちっぽけを噛みしめた 現在 昔輝いていた風景が一層輝きを放って僕を遠ざけるのは 僕の仕業といつから気づいたろう 年月を歩ませたのは 誰が僕に何を求めたから? 僕はそれに応えているのだろうか まだ希望は捨てない ただただ灰色な 見通しのない僕の行く先 ため息を聞きつけて あの頃と変わらない 乾いた陽射しが僕を覗きこんだから 「大丈夫だよ」 無邪気に笑って見せた 幼き日のように 11/16^21:37[編集] EZ beskey 111.86.142.166 mog [晩夏] 寄り添って温めた 右手と左手 いつの間にか 隙間風が吹いて ふと涼しい温度が 掌をかすめた 長く陽射しが 居座って 入道雲が 肌を濡らすから 少し汗ばんで ふと手を離したの それだけの はずだった 滲む青空は すじ雲が流れ ああ 夏がおわる 秋がくる 季節より 足早に 熱を失った 僕の掌は もう すでに あんなに 煩わしかった温度を 愛おしく 求めてた 8/31^21:01[編集] サPC Mozilla 210.138.208.209 mogト [散らずの桜] 可憐に舞い散る姿を待つ人波よ 咲き誇る命が萌える様を見よ 一片ひとひら 生き生きと笑う その花たる生き様は 力強い美しさを魅せる 春風に踊る 淡いろの激流は 柔ら日に首をもたげるものを 芽吹く春のごとく 仰ぎ見させる 鮮烈にて怒濤 不散(チラズ)の桜 春深まれば 舞うも散るも 人も同じ 4/10^20:48[編集] EZ beskey 111.86.142.169 mog [うつろいたしかに] チカッ ガラガラガッシャーン 雲の上の大騒動 ぽかぽか春めいた陽気の頭に 不意に落ちてきた誰かの激昂 フキノトウも梅の花もびしょ濡れにしてしまった 何が憎いか 突然の長雨 ピカッ ガラガラガッシャーン 雲の下の大惨事 怒った神様が大きな水瓶を叩き割ってしまったのか ひっくり返したような雨が滴る 思わぬ天からの災いに 飛沫に裾を濡らされてしまった それでもなお 匂いは青草 音色は小鳥 髪を揺らすは南風 豪雨の中を 疾風(ハヤテ)は凪ぐことはないと微笑む 3/10^18:18[編集] EZ beskey 111.86.142.174 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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