魔法少女リリカルなのはStrikeS ZOID 完結

十四話
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前回の緊急出動以来、全く出動がない機動六課。
レリック事件も解決して、スカリエッティとナンバーズも逮捕しまだ、処分は決まっていないがちゃんと罪を償ってほしい。

スカリエッティと関わって居たレジアス・ゲイズ中将も逮捕。予定していた意見陳述会は、中止になった。

保護したヴィヴィオもすっかり笑うようになりなのはも嬉しそうにしていた。

フォワード達は、そんな二人を微笑ましく見ながらも毎日訓練の日々。そんな中アキラは、何処と無く元気が無いような感じだった。

なのは「じゃ、今日の訓練は此処までね」

『ありがとうございました』

何時もの用に朝練を終えて、それぞれ自分の部屋に戻って行く所。

アキラ「はぁ…」

ライガーゼロ《どうした?最近、溜め息が多いぞ?》

フェイト「悩み事?私で良ければ話聞くよ?」

アキラ「あぁ…まぁ…ありがたいんだけど、まだ何て説明して良いのか解らないから、話せる時が来たら話すよ」

フェイト「そう…」

アキラ「ありがとう、心配してくれて」

アキラは、フェイトの頭を撫でるとそのまま部屋戻って行った。
そんな、アキラの背中を寂しそうに見るフェイト。

なのは「何か、元気が無いね。アキラ君」

フェイト「そうなんだよ、最近溜め息も多いしどうしたの?って、聞いても何でもないとかちょっとボーっとしてたとか言わなくて」

なのは「そうなんだ…でも、何か話せない理由があるかも知れないし話してくれるまで、待ってあげよ?」

フェイト「うん、そうだね」

その頃、部屋に戻って居るアキラはベットの上で考え事をしていた。
幸いヴィヴィオは、エリオとキャロの所に遊びに行っている。

アキラ「何で、忘れてたんだろ…」

ライガーゼロ《何をだ?》

アキラ「んっ?何って、自分の夢についてだ」

ライガーゼロ《…………はぁっ!?》

アキラ「あれ?俺何か変な事言ったか?」

アキラは、首を傾げて自分の相棒に問う。

ライガーゼロ《今まで、元気がなかったのはそれなのか?》

アキラ「おう!!」

ライガーゼロ《因みに、主人の夢は?》

アキラ「声優だ♪」

ライガーゼロの問いに胸を張って答えるアキラ。そんな主人に大きな溜め息をするライガーゼロ。

ライガーゼロ《心配して損した…》

アキラ「アハハ…でも、その夢は叶えられないなって…」

ライガーゼロ《何故だ?》

アキラ「だって、この夢は自分の世界で叶えたかっし。」

ライガーゼロ《はぁ…この世界でも叶えられるんだけどな…」

アキラ「………マジで!?」

アキラは、ライガーゼロの発言に驚くと共に目をキラキラさせる。

ライガーゼロ《あぁ、復職になるかもしれんがな》

アキラ「そうか♪そうか♪この世界でも声優に馴れるのか〜♪」

ライガーゼロ《聞いちゃ居ないな…》

余りの嬉しさにアキラは、ライガーゼロの話も聞かずに部屋ではしゃいで居た。

アキラ「ヒャッハー♪♪」

それは、なのはやフェイト、ヴィヴィオが帰って来ても続いていた。

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